MIKU WITH YOU 2018 in Beijing (未来有你2018北京) に行きました
2017年にもあった、初音ミクさん中国でのライブイベント「MIKU WITH YOU」、2018年も開催されるとのことで行ってきました。
羽田国際空港(HND)から北京首都国際空港(PEK)へ
羽田国際空港(HND)のセキュリティエリアにあるSKY LOUNGEにて。ここは、一部のクレジットカードを持っていると無料で入れる、いわゆるカードラウンジです。HNDはプライオリティパスで入れるラウンジがないので助かります。
貯金箱を記念撮影して海外行く人あんまいなくね? pic.twitter.com/8Mq553vfeh
— けーの (@kno2502) October 12, 2018
今回はミクコスワイフがどうしても持って行くというので、MIKU WITH YOU 2017のグッズ(VIPチケットの特典だっけ?)のパンダちゃん貯金箱を持って行きました。割とシュールな画になって良い。
空で一の蔵キメた✈️🍶 pic.twitter.com/KRrM7VjTGJ
— けーの (@kno2502) October 12, 2018
空の上でキメた。
北京首都国際空港(PEK)からホテルへ
北京首都国際空港(PEK)に到着
北京首都国際空港に到着。飛行機を出てすぐわかるのが空気の悪さ。2年前のMIKU EXPOの際にも北京に来ましたが、この空気の悪さはちょっとつらい。常にディーゼルエンジンの大型車の近くにいて排気ガスを吸ってるような感覚。
私よりもうちょっと上の世代のおっさんに言わせると「子供時代の日本と同じなので大したことなかった」らしいです。北京に行く時は耐性を高めていけ。
北京首都国際空港(PEK)にて、現金ダウンロードチャレンジ
外貨を得る場合、最も手数料がお得なのが「クレジットカード+現地ATM」によるキャッシングです。私の場合、キャッシングすると返済を忘れがちなので、ソニー銀行のSONY BANK WALLETを使って、円を外貨で引き出すことにしています。
しかし海外ATMはなぜか失敗することもあり…2016年のMIKU EXPO北京では、実際に引き出せなくて詰んだりしました。ほとんど現金を持たないまま街中に出てしまったのが敗因。
前回の失敗を活かし、今回は空港のATMを探して引き出せるまで試したところ、3台目でうまく現金をダウンロードできました。かんたんですね。
北京銀行ATMで現金ダウンロードできた。勝った。
— けーの (@kno2502) October 12, 2018
北京首都国際空港(PEK)からAirport Expressで街中のホテルへ
2016年のMIKU EXPOの際に交通カードを手に入れていたので、これを使ってAirport Expressに乗りました。この交通カードはSuicaみたいな非接触ICカードで、プリペイド式でチャージでき、北京市内の地下鉄に乗る時にも使えます。空港第3ターミナルから東直門駅までは25元でした。
タクシーだと都市部まで80元くらいかな?人数や荷物、体力との兼ね合いですが、タクシーも選択肢に入りそうです。
东方花园饭店 Oriental Garden Hotel と近くのセブンイレブン
今回は、东方花园饭店(Oriental Garden Hotel)というホテルでお世話になりました。後述のチケット引き換えの事務所に近かったからという理由です。
まあまあの部屋。 pic.twitter.com/Z4LrxEwaZR
— けーの (@kno2502) October 12, 2018
ホテルの方々、あまり英語が得意ではないようでした。こちらはもっと不得意なので、チェックインに時間かかりました。なんかすいませんでした。
海外でホテルの近くにあると安心のセブンイレブンさん。 pic.twitter.com/XDHEtzsO1x
— けーの (@kno2502) October 12, 2018
海外でホテルの近くにセブンイレブンさんやファミリーマートさんがあると安心ですね。持ってくるのを忘れた日用品などは大抵揃います。中国のセブンイレブンでは、ビニール袋は有料なので欲しい時は袋くれって伝えましょう。
無事に着いたのでうぇーい🍺🐼 pic.twitter.com/UChlnpuSCX
— けーの (@kno2502) October 12, 2018
一杯キメて寝ました。このポテチうまかった。
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 会場へ
まずは大麦の事務所でチケットを引き換える
大麦(damai)というプレイガイド(チケット販売業者)のWebサイトで、外国人向け(中国外の人)のチケットを購入したのですが、今回は会場ではなく、大麦の事務所に行ってチケットを引き換えねばなりませんでした。なるべく会場で引き換えさせて欲しいところです…まあ色々と事情があるのでしょうが。
iPhoneアプリの百度地図を使って大麦の事務所に向かいましたが、ビルが地味すぎて見つけるのに少し苦労しました。なんか看板とか出しといてよ…この貼り紙しかないとは思わないですよw
そこでチケットを引き換えていると、後から日本人ぽい方が来られました。初対面ですが、目的は同じです。声をかけて、タクシー相乗りして会場いきましょうということに。
おれぐらいになるとライブチケットも39番になる。 pic.twitter.com/oXl0GMtnh1
— けーの (@kno2502) October 13, 2018
↑これは単なる偶然です。
タクシーで会場へ
ホテルでタクシーを呼んでもらって会場へ。
タクシーを呼ぶのは電話ではなく、ベルのお兄さんがどこかに消えていき、タクシーの助手席に乗って帰ってくる謎システムでした。あれ、実は道で流しのタクシーを捕まえて来てんのかな。戻ってきた時の画がシュールだった。
そういえばこの時のタクシー代払ってないわ。 @kaji0831 さん、今度払うね…
HI-PARK篮球公园の近くに到着、広い
会場に着いたが、広くてまず入口がわからない。中国のああいうイベントスペースは敷地が広いっすね。ともかく、建物の方に向かって歩いていくとだんだんわかってくる。
ライブは「M空间」というところだったのですが、それは広大な敷地の一部でした。企画展は「HI-PARK篮球公园」というところだったようです。
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 企画展
中に入ると体育館であることがわかりました。今までの会場と比べると広めの会場で、概ね快適でした。
chloeさんの二次元化等身大パネル
既にTwitterで話題となっていた、chloeさん(今回のライブのBass担当)の二次元化等身大パネルがまず目に入りました。すげー。しかもこれ、台湾の人が用意したそうな。ものすごい。
二次元chloeさん拝んだ。 pic.twitter.com/LZM1dAYm03
— けーの (@kno2502) October 13, 2018
もはや昭和生まれの人間にはついて行けない世界に入りつつあるという評も。
そろそろ昭和生まれには追いつけない。
>日本の音声合成技術製品のビジュアルを3Dモデル化したものを半透明な板に投影し音声合成の歌声に合わせ人間が演奏するコンサートが北京で行われるが、そのバックで演奏する人間を2D化したパネルとそれを贈ったオーストラリア在住のTaiwanese男性。 https://t.co/BjsOjynQN4— K (@Kazuhiro800) October 13, 2018
初音ミクファンからもらったもの
中国の初音ミクファンは、なんか色々と無料で配ったりしてくれます。
謎冊子と缶バッジもらった。 pic.twitter.com/v3hDoRsoWt
— けーの (@kno2502) October 13, 2018
サークル「NEGI SHAKAI」のチラシ? と缶バッジ。
このコールガイド、紙が分厚くて固い。中国、この手のものの製造はお手のものという感じがある。
しかしこんなものを大量に作って無料配布して、おまえらの財布は大丈夫なの?と若干心配になります。
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 イベントグッズ販売
スタッフのタブレット端末に商品並んでて、注文票見ながらタッチしていくと集計完了。隣にはお札数えるマシンがあって、会計も一瞬。会計終えると番号付きのレシートが出てきて、あっちで待っててって言われて、別のスタッフが商品集めて、2分ほど待つと確認しながらお渡し完了。良い。 #MikuWithYou
— けーの (@kno2502) October 13, 2018
イベントのグッズ販売はスムースでした。毎回こうだといいですね。
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 コラボ企業ブース
香水買ったらポスターもらった。紙が分厚い。このZYreさんという方の絵、すてき。 #MikuWithYou pic.twitter.com/kx9pX74zvG
— けーの (@kno2502) October 13, 2018
ステキ絵のポスターを買ったら無料で香水がついてきた案件。いえ、本当はミクコスワイフにねだられて買いました…
ステキ絵師さんなのでpixivへのリンク貼っておきます。
これもでかい。そういえば、まだ梦幻歌姬遊んでないなあ…Apple IDをごにょごにょするのが面倒で。
小米ブース、「とりあえず作ったけど別に何かやってるわけでもない」という感じで、あんまりやる気なさそうでした。まあ製品はもう完売してるわけだしね…
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 展示物
新しい等身大初音ミクフィギュア。しかし、うーん、ちょっとお顔とか、色々な部分の造形が……次回作を期待したい。等身大フィギュアをかわいく作るノウハウはそう簡単に手に入るものではないと思うので、チャレンジを続けて欲しいと思います。
2017年のMIKU WITH YOUでも展示されていた、ねんどろいど 初音ミク 獅子舞Ver. の巨大バージョンがありました。わざわざ上海から移動してきたんですね。おつかれさまです。
初めて制作された等身大フィギュア。展示されたのはいつ以来ですかね?
piaproの壁ならぬ、popproの壁がありました。私はミクコスワイフの隣にテキトー絵で参加しておきました。写真にちょっとした事件の跡もありますが、詳しくは語るまい。
こんなにでかいの作っておいて、展示会場の入口の外からじゃないと見えないので目立たない巨大パネル。もったいない。
クリプトンのキャラクターを紹介するパネル。読めないのが良い。
過去のライブイベントなど、中国展開を紹介するパネル。これもまた読めない。
祭壇スペースがあって、ファンが持ち込んだミクさん達が飾られていました。ドールオーナー増えたねえ。
いちいちでかいパネルを作る。パワーがあって良い。
えーっと、なんか色々ありました!
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 ライブコンサート
いよいよライブです。今回は10/13~10/14で各日2回のライブで計4回…の予定だったんですが、直前になって「不可抗力」により急遽2日目がとりやめになったため、1日2回のライブのみとなりました。中国は色々と複雑で難しい。
私の場合、元々は10/13の昼と10/14の夜を観る予定でしたが、10/13の夜チケットを改めて買い直しました。というわけで、昼と夜両方を観ることに。
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 10/13 昼のライブ
ライブ直前になってお腹空いたので、軽く食べられるものを求めて歩いていると、マクドナルドを発見。「これはいい!」と店に入ってみると混雑が…
あと20分でライブというのにマクドナルドにいる。 pic.twitter.com/UFhc9NDRxL
— けーの (@kno2502) October 13, 2018
受け取ってすぐに食べながら急いで歩いて会場に戻り、無事にセーフ。いやあ、忙しいですね。
席に着くとなにやら観客の様子がおかしい…というか、誰も立っておらず、椅子に座っている。昼公演は「SVIP」という一番いい席種のチケットだったので、いつもならみんな立ち上がって盛り上がる用意をしているはず。
まあ、イントロが始まればみんな立つやろ…と思ったらやっぱり立たない。じゃあ俺が立ち上がればみんな立ち上がるやろ!って立ってみてもやっぱり立たない。みんな大人しいなーと思ってたら、なんかスーツのおっさんがすっ飛んで来てジェスチャーと共に大声でなんか言ってきた。どうやら「座れ」ってことらしいと理解して着席。この時点では「なるほど、そういう会場なのか。厳しいなあ」程度の理解で、まあミクさんがよく見えるからいいか、と思っていました。
通常のバンドを用いた初音ミクさんのライブコンサートにおいて、全員が座って鑑賞するのは初めてでしたね。おっさんなので、体力的には助かりましたが、途中で眠くなるのが困った。個人的には「新鮮な体験ができたぜ!」ということで特に不満もありませんでしたが…
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 10/13 夜のライブ
夜のライブは「S2」という一番安い席種のチケットでした。後方からだと観客とステージを同時に観察できるので、結構気に入っています。
今回も座って鑑賞するのかな?と思っていたら、イントロが始まると同時に、ほとんどの観客が一斉に立ち上がったため、条件反射的に自分も同時に起立。そのまま全員起立状態でライブが進行。昼よりも圧倒的に盛り上がりました。事件はこのあと。
いつものように「最後の曲」をやってからバンドメンバーが退場、アンコールが始まります。最近のライブは結構早くバンドメンバーが再登場するのに、今回はやたら長い…体感で7分くらい、コールを続けていたところ、急に会場の明かりが点灯。イベント終了を告げると思われる自動音声アナウンス(中国語)が流れました。
それでもアンコールを続ける観客も多くいましたが、徐々に大人しく帰る者、何か文句を叫ぶ者、それをたしなめる者、などに分かれていき、最終的にはみんな帰る流れになり、我々も退場しました。
前代未聞のアンコール中止事件となりました。
個人的には「やべえ、これは面白い!こんなこと日本では絶対に起こらないぞ!」と楽しんでいました(不謹慎)が、ミクさんのライブを観られる少ないチャンスだった現地のファンにはかわいそうな事件でした。
原因はなんだったのか?については「よくわからない」です。そもそも誰が何のために座らせたいのかもよくわからないし…
公安警察、会場警備員、スポンサー、現地運営スタッフ、SCLA、CFMなどなど、色々な組織の色々な立場の人がいるので、それぞれの思惑が複雑に絡みあっていたのでしょう。
日本人ファンとしては特にできることはないので、自己防衛の心構えと何が起きても楽しむ姿勢を持っていきたいと思います。
夜公演に参加した人は、しばらくかずひろさんに対してマウント取れるな。「え?かずひろさん、いなかったんですか?もったいないなー」
— けーの (@kno2502) October 13, 2018
MIKU WITH YOU 2018 in 北京 セットリスト
☆が公式ライブ初登場曲
- みんなみくみくにしてあげる♪
- ストリーミングハート
- ビバハピ
(MC) - アンノウン・マザーグース
- 越过海岸线 ☆ (海岸線を越えて) kzさんの中国語曲
- glow
- あったかいと
- Nostalogic
- 独りんぼエンヴィー
- 初音ミクの消失
- 二次元ドリームフィーバー
- No Logic
- それがあなたの幸せとしても ☆
- ロキ
- 8HIT
- 劣等上等
- ジェミニ
(バンドメンバー紹介) - Satisfaction
- 気まぐれメルシィ
- 初嵐 ☆
- ワールドイズマイン
- letter song
(アンコール) - Pick Me Up ☆
- Tell Your World
- ODDS&ENDS
メモしておらず、記憶に自信がなかったのでここを参考にしました。今見ると、事前のリーク情報とは一部異なってましたね。
越过海岸线
みんな大好きkzさんの中国語曲。新曲なので、ミクさんのダンスも新規モーションです。かわいい。
それがあなたの幸せとしても
ルカさん10周年に向けての一曲と噂される、ライブ初の曲。サブディスプレイに中国語訳の歌詞が表示していたのが印象的。歌唱は日本語でした。
初嵐
昨年のMIKU WITH YOUに引き続き採用された中国語曲。DECO*27さん、普通に中国語を操るので意味不明なすごさ。
Pick Me Up
POPPROのコンテストのグランプリ曲。すごく良いので聴け。ダンスモーションもかわいい。
クソ長くなってしまった。翌日にビジュアルを巡る旅に出た話はこちら↓