書くのが遅すぎるけーのです。こんばんは。2018年12月、MIKU EXPO EUROPE 2018 in Paris に続いてドイツのケルンに行ってきました。
今回はパリからケルンまでレンタカーで移動した話をします。
パリからルクセンブルク経由でケルンまでレンタカーで移動
アメリカ横断してからというもの、ドライブ大好きマンになってしまったので、今回は「レンタカーでパリからケルンまで行こうぜ!」ということで友人を集めたら最終的に12人になってしまい、2台に分乗して行くことになりました。初音ミクファンこわい。
ヨーロッパのクルマ事情
事前に調べていたのですが、よくわからないことも多かったです。
フランス、パリのクルマ・駐車場事情
パリは旧くから発展している街なので、道路が狭かったり駐車場が無かったりします。
- パリ観光局公式によるとレンタカーは “パリ市内での乗用車の利用は全くお勧めできません” とのことでビビる。ジッサイ、全くオススメできない。
- 駐車場がない。全然ない。地下に少しはあるらしいが、結構高いのと、予約システムとかがよくわからん。
- 道路に点線で “PAYANT” と書かれているのが駐車スペース。日中は有料らしい。夜は無料。それにしても駐車料金の払い方すらわからなかった(パーキングチケットの機械があるらしいがよく見なかった)し、そもそも空きが少なすぎる。
- “PAYANT” が足りてないので、バンパーでぶつけて停めることもあるとか。バンパーの正しい使い方である(bumpしてるからな…)。だから今でもMT車が多いのでは…という説も出た(MT車はニュートラルに入れたまま停められるから)。
- 実際にぶつけているクルマは見かけなかったが、車間距離が異常に詰まっている(5cm以下)クルマはあった。
- 車上荒らしが激しいらしい。1ユーロ札がダッシュボードに置いてあるだけでガラス割られて盗まれるとかなんとか。
パリは修羅の街です。油断するとやられるぞ。
パリでレンタカーを借りる
時間の問題で12月4日の早朝に出発したかったのですが、当然ながら早朝にレンタカー屋さんがやっているわけもないので、前日夜に借りに行きました。
インターネットで予約していたので、予約番号とパスポートと国際免許証を提示で手続きは結構すんなりできました。すんなりとは言っても2台で20分以上はかかった気がする。
手続きが終わり、レンタカーのスタッフがクルマを取りに行くと数分後にクルマがやってきました。取りに行ってる間、店内にスタッフいなかったんだけどそんなんで大丈夫なのか。まあ現金とかそのまま置いてないんだろうな。
やってきたのはFIAT TalentoとOpel Vivaroの2台の大型バン。めっちゃ似てる2台でしたが、後部ドアが上開きか観音開きかの違いと、フロントマスクが微妙に異なっていました。後で調べたら、どうやらOpel VivaroはFiat TalentoのOEMだそうで。実質同じクルマですね。
ところでFIATはイタリアの自動車メーカーです。ということはあれですよ、イタ車ですよ、イタ車。ヨーロッパをイタ車で駆け抜けるなんて憧れのアレですね。バンだけど。
大型バンにした理由は、12人という大人数に加えて、みんな1週間くらいの海外旅行の荷物を持っているためです。トヨタハイエースよりでかいので余裕だと思ってましたが、予想以上に余裕でした。
さあ、早速ホテルの近くまでクルマを移動しましょう。2台のレンタカーは歩道みたいなところに停められてて街路樹がすぐ目の前にあったので、まずはバックして…と思ったらバックできない。シフトをRに入れられない。
「ヨーロッパだし、ふつうMTだろwwwww」とかイキった結果がこれだよ!無料でAT車を希望できることもあるので、みなさんは大人しくATにしたほうがいいですよ。でもイキるのも楽しいよ。
ググっても「シフトレバーを引っ張りながらRに入れる」みたいな情報しか見つからず、10分ほど格闘してようやくわかりました。正解は「シフトレバーに筒状のシフトロックが付いているので、これを引っ張りながらRに入れる」でした。案外、気付かないもんですね。
何年ぶりかのMT車 + 左ハンドル + でかくて車両感覚がわからん + パリの狭い道路 の四重苦状態でおっかなびっくり運転、お約束のエンストも挟みつつ、無事故でイケました。夜だったのが逆に幸いした気もします。あまりクルマが走っていなかったので。
駐車場問題は前述の通り「よくわからない」状態だったのですが、まあ一晩停めておくくらい大丈夫やろ、ということで “PAYANT” のところに停めました。空きがない心配もありましたが、個人的には「そうは言っても2台分くらいはなんとかなるやろ」と思っており、実際にホテルから徒歩3分くらいのところに停められたので大丈夫でした。みんな心配しすぎやで。
あ、そうそう。借りた直後はちゃんとレンタカーの外観写真を撮っておきましょう。大きなキズが確認できる程度で良いので。今回、写真を撮り忘れたので後で返すときにちょっと揉めました。
パリからルクセンブルクの道
翌朝、05:30頃に集合しました。寒いし眠い。
2台に分乗し、早速ルクセンブルクに向かって出発したのですが、いきなり1台は行方不明に。
なんかパリの街中を走りたかったらしく、エッフェル塔の方に行ったらしい。時間無いって言ってんのにちくしょう。おれも行けばよかったか。
Google Maps を頼りにパリの幹線道路を抜けてハイウェイ(?)に出ると快適に走行できました。さすが先進国の道路です。景色も美しくて良い。
途中、料金所が2ヶ所くらいあったのですが、支払いに手間取りました。海外レンタカーあるあるですね。クレジットカードが使えればすんなり行けるけど、そうでないと硬貨を探すのに一苦労。異国の硬貨は何故あんなにわかりにくいのだ。(でもユーロはかなりわかりやすいほうだと思う)
フランスのサービスエリア
途中でサービスエリアのようなところに寄り、朝食の調達と見物をしました。
ルクセンブルクに入国
3時間ほど走ると国境をあまり意識することなく越えてしまい、入国手続き等が一切何もないのは新鮮でしたがちょっと寂しい。ナイアガラの滝でアメリカとカナダを渡った時は割と厳重なチェックがあったので。
ルクセンブルクの中心部は観光地になっているのですが、周辺は日本の山岳地帯の街みたいな感じの道路で、坂やカーブがきついです。
更にGoogle Mapsは「歩道を進め」とか「崖の向こうの道に曲がれ」という無理な指示を出してくるので、目的地に到着するのに余計な苦労をしました。
目的の駐車場は混んでて待ちが発生していて、一時は「こりゃ諦めるべきか…」という雰囲気にもなりましたが、結構出入りはあったので10分も待たずに入れました。まあでも時間には余裕をもって行ったほうが良いですね。
ルクセンブルクを観光
あまり時間がない(滞在時間1時間ちょいだっけ?)ので急いで回りました。
クリスマスマーケット
この時期のヨーロッパ各都市ではどこでもやってるし賑わってますね。
ノートルダム大聖堂(ルクセンブルク)
「同じ名前の大聖堂がパリにもあったやん」ってなった。Wikipediaを見るとなるほどね…となった。 →Wikipedia:ノートルダム聖堂
入口がわからず、一周して工事のおっちゃんに聞いてからようやく入れました。おっちゃん達が資材の搬入してたところが入口だったらしい。
非常に静かで厳かな雰囲気でした。カメラ持ってて良かった。(日本のスマホのシャッター音マジ勘弁して)
ヨーロッパの大聖堂はみんなそうですが、彫刻とステンドグラスが大変美しいですね。圧巻。
お土産屋さん
ミクコスワイフに連れて行かれたのでお店の名前とかはわかりませんでした。(あとでわかったら書くかもね)
シャレオツでかわいいアイテムがいっぱいありました。
チョコレートばっかりでしたね。
お店ではいちいち “May I take pictures?” みたいなことを聞いてたんですが、みなさんどうぞどうぞという感じでした。
ケルンへ向けて出発
時間の余裕があまりなかったため、急いで出発です。
と思ったら、駐車場の支払い機でハマる。後ろからやってきたイケメンがアドバイスしてくれて無事に支払えました。ありがとうイケメン。
ルクセンブルク、なかなか良かったです。もっとのんびりしたかったですね。他の都市に比べて人が少ないので、のんびり優雅に過ごすには良いです。
アウトバーンを爆走
ルクセンブルクを離れ、ドイツに入ってしばらく走るとついに来た、みんな大好き速度無制限高速道路、アウトバーン!
と思ったら、無制限区間が思った以上に少なくてちょっとしょんぼりしました。ルートが良くなかったのかな。
あと、そもそもクルマがバンなのでそんなにスピード出せません。想定通りではあったけどちょっぴり残念。また機会があれば、今度はパワーのあるセダンとかで走ってみたいですね。そもそもこのとき運転してたのは友人でしたが。
サービスエリアのようなところに停まってちょっと休憩したところ、おいしそうなソーセージが売っていて「さすがドイツ」となりました。
あとなぜか18禁のアーケードゲーム機がありました。なんだったんだろう…
Lanxess Arena の目の前のホテルに到着
無事に MIKU EXPO EUROPE 2018 in Cologne のライブイベント会場である Lanxess Arena に到着しました。
会場のすぐ近くのホテルを予約していたので、ホテル前に停めて荷物を降ろしチェックイン。フロントにてしょぼい英語でクルマをどこに停めればいいか聞き、言われたところに向かうとパーキングチケット方式の路上駐車スペースがありました。
よくわからなかったので一度はそのままパーキングチケットを発券せずにライブ会場に行ったのですが、会場で会った人に「ドイツは駐車禁止の取り締まりが非常に厳しい」と聞いたので引き返しました。
まずは周りに停まってる他のクルマを観察し、「パーキングチケットを車外から見える位置に置けば良い」と理解しました。クルマをまじまじと覗き込んで観察する外国人はさぞ怪しい人物であったろう。
そして「なんもわからん」と言いながらパーキングチケットのマシンをいじって一人で発券しました。日が暮れて街灯が少なくて暗いし人通りがなくてちょっとこわかった。
ケルンの Hotel Stadtpalais はとても良いのでオススメ
宿泊したホテル「Hotel Stadtpalais (シュタットパライス)」ですが、非常にきれいに掃除が行き渡っているし、廊下なども広く、非常に良いホテルでした。
それから、なぜかジュニアスイートに無料アップグレードしてくれました。なんでだろ。予約はExpedia経由でした。
2人で予約したのにベッドが4つもあってビビりました。一泊しかできなかったのが惜しい…
ちなみに同じホテルだった友人夫妻は特にアップグレードされなかったようです。うーん、謎。